今回もたくさんのアンチエイジングな話題を勉強してきましたが、きょうはサーカディアンリズムについて。
長時間パソコン作業やスマホを見る方にはPCレンズやブルーライトカットレンズが良いというのは広く知られていますね。このブルーライト、とは
青色の短波長の光で非常に散乱しやすい性質があるので、目のちらつきの原因になり、ピント合わせに苦労すると言われています。

そして、この青色光を浴びることによって、メラトニンというホルモン分泌が抑制され、人間の体内のリズム(サーカディアンリズム)を狂わせてしまうということがわかりました。
日中外で陽を浴びたり、パソコン作業、LEDライトを当たるということによって、人間の生活リズムを活性化させます。
一方で睡眠2時間前に同じようにパソコン作業、スマホの使用を行うという実験により人間の脳内が活性化され睡眠障害を引き起こすというのです。そして、睡眠2時間前に、ブルーライトカットレンズをかけて作業をした場合は、睡眠障害が少なく、睡眠時間も優位に長くとれたという実験結果でありました。
このサーカディアンリズムの障害によって肥満、うつ、さらには癌との関わりがあるという報告もあり、抗加齢学会だけでなく臨床的にも注目されています。
え?!癌?
そう言われると、ちょっと気になりますね。 これは睡眠リズムが狂いやすいシフト制就労者(看護師やCAを対象にした乳癌、前立腺癌の調査で、2~3倍ほど優位に高かったという報告でした。)
大人も子供も、寝る前の2時間前はパソコンやスマホは控えるようにして、必要な場合は100%ブルーライトカットレンズを装用し、服をパジャマに着替えるごとく、メガネも目のパジャマを着させてあげるという心掛けはいかがでしょうか。
